【詳細説明】
上京して俳優を目指す松尾諭は、オーディションにすらたどり着けない、鳴かず飛ばずな日々を送っていたが、ある日自販機の下から航空券を拾ったことで運命が大きく動き出す。その航空券の持ち主はあるモデル事務所の社長で、彼女に”拾われる”ことになった諭。曲がりなりにも役者としてキャリアがスタートするが、オーディションは落ち続け、バイト先のレンタル店では恋に破れる日々だったけれども、最強の”運”と”縁”に恵まれている諭は、彼を”拾ってくれる”人々との数々の出会いを通じ、やがて大役を手に入れ、そして人生最高の恋を手に入れる。つつましく幸せに暮らし始めたころ、諭にある一本の電話がかかってくる。それは、アメリカに旅立ったまま音信不通だった兄が倒れたという知らせだった。人々に拾われ続けた男が、今度は兄を”拾う”べく旅立った4アメリカで、彼の思いもよらない、さらに多くの出会いが待ち受けていた…。