【解説】
2030年わずか10年後の未来。働ける人間は国民の50%、未来を担う子供は10%未満、残り40%は老人と生活保護者。国家として崩壊寸前の日本において、AI(人工知能)は、全国民の個人情報、健康を完全に管理し、人々の生活に欠かせないライフラインとなっていた。だがそんな”人に寄り添う”はずのAIが突如暴走、年齢、年収、家族構成、病歴、犯罪歴等から人間の生きる価値を選別し、国中が未曽有の大混乱に陥る!AIを某王させたテロリストとして、警察の捜査線上に浮かび上がったのは、開発者である天才科学者・桐生だった!彼は自身の開発したAIに対する国の認可が間に合わず妻を亡くした過去をもっていた。逮捕される寸前に逃亡を図る桐生。追うのは最新のAI監視システムを駆使する警察庁のサイバー犯罪対策課。AIはなぜ暴走したのか。決死の逃亡劇は予想もしない方向へと進んでいく!